サークルパッキング(Circle Packing)画像作成ソフト
Volvoxとは、中学生のとき習ったと思いますが、水の中に入る微生物で、球状の外殻の中に、小さい球が入った形状をしています。(詳しい事は知りません。専門外なので… 検索すれば、いろんな画像が見つかります。)このソフトは、生物のVolvoxとは全く関係はありません。サークルパッキングという、ある領域の中に円を詰め込む数学的な手法を用いて、円の中に円を詰め込んだふしぎな画像を簡単に作れるようにしようというソフトです。
結局何の役に立つのかは自分でもよくわかりませんが(^ ^;)、いじっているだけでも面白いと思いますので、ぜひ使ってみてください。これの役に立ったぞ!!というような報告も、お待ちしております。
突然ですが、上の画像を見てください。円の中に円が互いに接するように並んでいます。このように円をぴったり詰め込むには、円の中心や半径をいくらにすればいいか、正確に計算しなければなりませんが、普通に人間が計算するのは、とても難しい(やりたくもない…)というのはお分かり頂けると思います。このソフトでは、サークルパッキングといわれる、領域内に円を隙間なく詰め込むための数学的な手法を用いる事で、このような画像を簡単に作成することができます。
このソフトでは、作成した円の色や線の太さの変更も可能です。さらに、作成したデータをそのままEMF(Enhanced Meta File)や、EPS(Encapsulated PostScript)にエクスポートする事もできますので、Microsoft Officeや、Adobe Illustratorなどのソフトにデータを渡すことで、さらに複雑な編集を行う事も可能です。もちろん、普通のbmp画像ファイルにもエクスポートできます。
Officeにエクスポートして編集した例(グラデーションをかけている)
POV-Rayの球としてエクスポート(テキスト形式)し、レンダリングしてみたところ
製作環境
Windows98SE、Pentium III 550MHz、320MB Memory
VC++6.0 SP5
動作環境
Windows95, 98, Me, NT4, 2000, XP
Mfc42.dll, Msvcrt.dllが必要(98SE以上では元から入っています)
このソフトはフリーソフトです。どうぞご自由にお使いください。ただし、このソフトを使って何か問題が起こったとしても責任は負えませんので、各自の責任でお使いください。著作権は作者である私、米澤航太が保有しています。再配布は、アーカイブの中身を変えないようにしてください。転載する場合は、出来れば私まで連絡してください。
バグや感想、要望等がありましたら、メールでお送りください。特にバグの場合は、どのような状況でどんな事が起こったのか詳しく教えていただけると助かります。
このソフトでは、Alger Pikeさんの、CInitDialogBarクラスを使わせて頂いています。(こちらを参照) 素晴らしいコードに感謝いたします。
Volvox.zip(Ver 4.2) (HTMLファイルのヘルプつき)318KB